2006-05-12から1日間の記事一覧

素養としての芸術

レオナルド・ダ・ヴィンチの『ウィトゥルウィウス的人間』もそうだが、ある芸術家や芸術作品を知っていて、しかもそれについての解釈を与えることができる、というのは、文化的人間としてのひとつの大事な素養だと感じた。会話の中では、ピカソの話も出てき…

プロフェッショナルとアマチュア

権威主義・学閥主義への抵抗についても議論があった。大学という教育機関は、学者・研究者をかかえこんでいて、社会が健全な思想をもつことを阻んでいるという指摘である。哲学的課題にしたって、哲学者、思想家だけが考えるには余りあるし、もったいない。…

ウィトゥルウィウス的人間

レオナルド・ダ・ヴィンチの『ウィトゥルウィウス的人間』のパネルが登場した場面が、今回のイベントのハイライトだった。小林先生が構図の説明をして、爆笑問題の二人が聞き入っている様子がとても印象深かった。『ウィトゥルウィウス的人間』に描かれてい…

教育についてのいくつかの考察

しかし、教育についていうならば、太田はひとつの側面しか見ていないということになる。さきほど、知識の伝達について言及したが、人から教わることの意味は、あと二つ考えられる。二つ目は、獲得した知識から世界を見ることである。そして、三つ目は、先生…

東大≠教養

議論は「東大イコール教養」ではないというところから始まった。東大生は勉強の秀才と呼ばれる人たちだが、その「勉強」というのは人から教えられたこと、つまり受動的姿勢に疑問を感じる、と太田は言った。太田は、学校で人から教わる「学問」には、ろくな…

講演の様子

会場へ行くと、撮影班の人たちがあわただしく、動き回っていた。会場には200ほどの座席が用意されていて、学生で満員状態だった。撮影用の照明で、会場がいつもよりもまぶしかった。 はじめ、NHKが用意したアンケートに記入をした。次に、小林先生と山本泰先…

新入生と語る<教養>問題

新入生と語る<教養>問題というイベントが12日(金)に、数理科学研究科大講堂であった。私はすでに駒場生ではないが、Webで申し込みをしたらなんとか当選したので、同じ学部の友人と二人で見にいった。今回のイベントは、教養教育開発機構が主催しているそう…